落語2005/12/26 12:15

第二回ほぼ日寄席
第二回ほぼ日寄席に行ってきました。

落語を聞いたことが無い人のための落語ってのが気に入って、今年ブームだったし!(タイガー&ドラゴンの影響もあってのことだろうね~)僕も行ってみようって思った。立川志の輔さんはテレビで見たことがあったものの、落語をやってる所は実は見たことが無かった...

3部構成で、まずは志の輔さんが古典落語「壷算」、そして糸井さんとのこたつトーク、そして最後に志の輔さんの新作。約3時間半の見ごたえ十分のライブだった。これを昼の部もやってのけるんだから相当なパワーだ。第2日本テレビでもこのライブの一部が中継された。

来てたお客さんは、若い人もいたけど、30歳代~の人が多かったんじゃないかな?初めて落語を聴くって人は、僕も含めておそらく半分くらい。僕はさじき席という座布団の席。なんか臨場感があって良かったな。

落語とは?というのを志の輔さんは2つの切り口で説明してくれた。1つは高座に座布団を敷いて正座して噺をするということ。2つは、噺そのもの。ハードとソフトという感じということだ。
で、そのソフトにすごくいいものがたくさんあるって。僕は話を聞いててすごくためになった。言葉と身振り手振り(とは言っても正座したままだけど)でその場にいる人に、イメージを沸かせる。話し手は一人、けど登場人物は複数、そして聞き手にはそれがそれぞれの頭の中では生きた人となって現れてるんだよね~。その場を作り出せるというあのパワーはすごいと思った。
それに、人というものをとことん観察し、考え、その感情を知らないと、なかなかそれを人にイメージさせるということには辿り着かないと思う。これだけの長い歴史があって確立されてきた古典落語は素晴らしいんだろう。人を描くという意味では、文芸のなかでは一番奥が深いのかも。
噺家さんによって、同じ噺でも、全く登場人物の性格や心情が変わってみえるというのも面白い。確かにドラマでもリメイクされたりすると、全然変わるんだけど、それは映像化されていて、見る者にある種考える余地を与えなかったりする。けど、噺は言葉と雰囲気。自由になる。なんかそんな夢のある落語っていいよね。
志の輔さんは、宗教のようなものだって言ってた。人をその世界に引き込むってのは宗教的だよね。
でも、全く何の先入観もなく見に行けて幸せだったかも。単純に楽しめて、また落語ってみてみたい!(ライブでね)と思えたし、もっといろんな噺を聞いてみたいと思った。

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_ 柏・松戸・東葛エリアのくらし生活情報サイト - 2006/05/15 10:37

こんにちは、Aです。
昨日、笑点(日テレ)を観ていたら、次週からの大喜利新メンバーに春風亭昇太さんが加わるという発表がありました。
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何年か前に、春風亭昇太さんの落語を1度だけ聴いたことがあるのですが、とても面白....