あけましておめでとうございます2007/01/01 20:50

初日の出
新しい年が始まりました。時間というのは切れ間なく続いているんだけど、なぜか新しい気分に切り替わる。不思議だ~。

毎年恒例の初詣のおみくじ。初詣の場所は毎回違うんだけどね。今日は、赤坂の豊川稲荷。で、今年は「小吉」!吉から昇進!ラッキー。

見禄隔前渓・労心休更迷・一朝逢好渡・鸞鳳入雲飛
宝は目の前なのにとれない。あれこれ考えてまた迷う。一旦渡れば、素晴らしい運が手に入る。

う~んもどかしいが、最終的に素晴らしいのであればいいか。
今まで僕は迷いの途中でその迷いから逃げ出していた。だから、迷いに迷って、その迷い道を渡りきってみよう。

今年も皆様にとって幸せな年でありますように。

2007年1月期のドラマ2007/01/02 21:09

さぁ今年もドラマを見よう。
年明けの1月期はどんなドラマがあるんだろう。

月曜日
  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(フジ・9時・1/8~)
   原作:リリー・フランキー(扶桑社刊)
   脚本:大島 里美
   演出:久保田 哲史
   プロデュース:中島 利幸
   出演:速水 もこみち香椎 由宇平岡 祐太石黒 賢 ほか
   主題歌:コブクロ 「蕾(つぼみ)」

火曜日
  今週、妻が浮気します(フジ・9時・1/16~)
   脚本:吉田 智子
   演出:村上 正典、佐藤 祐市
   プロデュース:小椋 久雄
   出演:ユースケ・サンタマリア石田 ゆり子ともさかりえ沢村 一樹 ほか
   主題歌:クレイジーケンバンド 「てんやわんやですよ」

   ヒミツの花園(フジ・10時・1/9~)
   脚本:永田 優子
   演出:小松 隆志
   プロデュース:吉條 英季、遠田 孝一、伊藤 達哉 ほか
   出演:釈 由美子真矢 みき寺島 進堺 雅人 ほか
   主題歌:安室 奈美恵 「Baby Don't Cry」

水曜日
   ハケンの品格(日テレ・10時・1/10~)
   脚本:中園 ミホ
   演出:南雲 聖一
   プロデュース:櫨山 裕子、内山 雅博
   出演:篠原 涼子加藤 あい小泉 孝太郎大泉 洋 ほか
   主題歌:中島 美嘉 「見えない星」

木曜日
   拝啓、父上様(フジ・10時・1/11~)
   脚本:倉本 聰
   演出:宮本 理江子、西浦 正記
   プロデュース:若松 央樹、浅野 澄美
   出演:二宮 和也、高島 礼子、横山 裕、黒木 メイサ福田 沙紀 ほか
   主題歌:

   きらきら研修医(TBS・10時・1/11~)
   原作:織田 うさこ「きらきら研修医」(アメーバブックス)
   脚本:荒井 修子、徳永 友一
   演出:今井 夏木、森永 恭朗、高成 麻畝子
   プロデュース:川西 琢、橘 康仁
   出演:小西 真奈美ウエンツ瑛士りょう生瀬 勝久 ほか
   主題歌:大塚 愛 「CHU-LIPS」

金曜日
   花より男子2 リターンズ(TBS・10時・1/5~)
   原作:神尾 葉子 「花より男子」(集英社マーガレットコミックス)
   脚本:サタケミキオ
   演出:石井 康晴、坪井 敏雄、武藤 淳
   プロデュース:瀬戸口 克陽、三城 真一
   出演:井上 真央、松本 潤、小栗 旬松田 翔太 ほか
   主題歌:嵐 「Love so sweet」

土曜日
   演歌の女王(日テレ・9時・1/13~)
   脚本:遊川 和彦
   演出:大塚 恭司、岩本 仁志、木内 健人
   プロデュース:大平 太、太田 雅晴
   出演:天海 祐希、原田 泰造、酒井 若菜 ほか
   主題歌:平井 堅 「君の好きなとこ」

日曜日
   華麗なる一族 (TBS・9時・1/14~)
   原作:山崎 豊子 「華麗なる一族」
   脚本:橋本 裕志
   演出:福澤 克雄、山室 大輔
   プロデュース:福澤 克雄、石丸 彰彦
   出演:木村 拓哉、鈴木 京香、長谷川 京子山本 耕史 ほか
   主題歌:

そうだな~山崎豊子作品ということもあって、「華麗なる一族」が一番見てみたいかな。「演歌の女王」って...気になるけど、その分期待も大きい。倉本聰の「拝啓、父上様」もまずは見てみたい。

キャストでいくと、篠原涼子の「ハケンの品格」とユースケの「今週、妻が浮気します」かな。

今年もいいドラマに出会えるといいですね。

ZEST CANTINA2007/01/03 17:14

ZEST CANTINA
ZEST CANTINAに行った。

GLOBAL-DININGが経営するアメリカンスタイルのレストラン。G-Zone 銀座、お台場、世田谷、六本木・飯倉、恵比寿、渋谷、西麻布にある。

週末に行ったので、家族連れが多かった。お正月でお台場という土地柄もあってかな。以前に行ったときはカップルが多かった気がする。

お店の中は、洞窟の中のイメージで結構広い。店員さんの対応も心地よい。

僕が好きなのは、バッファローチキンウィング。Extra Hot、Hot、Spice Dry、Zesty Cajun、BBQの5種類から選ぶ。お薦めは、Spice DryとZesty Cajunかな。これを目の前でシェイク?してくれる。20Pでも、小ぶりだし、骨がほとんどだから2人いればアペタイザーとしても大丈夫だと思います。(1人だと食べすぎ。)
僕は、ブルーチーズが好きなので、ソースをたっぷり付けて食べる。その時はCajunかBBQがいいかも。

もちろん他にも美味しいものはたくさんあります。ハンバーガーも好きです。オルティメイトバーガーは、ブルーチーズとたまねぎの甘さが絶妙。アメリカンスタイルなので、食べ応えあります。ドリンクもリフィールフリーのものもあるし。

お台場には、ZESTの他に、権八モンスーンカフェカフェ ラ・ボエムもあるので、気分に応じてお店を選べます。お台場で遊んだ時に足をお運び下さい。

恋愛小説家2007/01/06 22:33

恋愛小説家
恋愛小説家
As Good As It Gets(1997,米)

ユドール(ジャック・ニコルソン)は、人気の恋愛小説家。しかし、最初のシーンから完璧に表現されている、超個性の強い毒舌家。極度の強迫神経症でドアの鍵を1・2・3・4・5!と5回のチェックを欠かさず閉め、継ぎ目を踏むことができない。

これに対してキャロル(ヘレン・ハント)はマンハッタンのカフェのウェイトレス。彼女は、喘息の息子スペンサーいやスペンスをいつも気にかけ、その看護で疲れきっているのだが、明るく気さく、大雑把な感じ。

サイモン( グレッグ・キニア)は人気の画家。ユドールと同じアパートの隣の部屋に住んでいる。美しい顔立ちでゲイ。暗い過去を背負い、家族との断絶状態にある彼。

そしてバーデル。サイモンの飼っている愛犬。

ユドールとキャロルの恋愛ストーリー。(あらすじはこちらで)

ユドールの心の変化が面白い。心情が、バーデル、サイモンとの関係、ドアの鍵、そして最後のシーンでもある道路の継ぎ目で表されている。

ユドールは、本当は優しい人なのである。ただ上手くそれを話し言葉にできない。小説には書けるんだろうけど。けど最初のシーンでもあった、彼のトラウマなのか「Love was...」で詰まってしまうもの。これが彼の精神上の囲いを生み出しているものかもしれない。純心であるが故に世の汚れた部分が目に付き、人を愛することから逃れているのかな。
物語では明かされなかったが、彼がどんな生い立ちなのか気になる所だ。

キャロルは、開放的に映る。けれども、自分の心の穴に気付いていて、それを埋めるように忙しさに身を委ねる。根本的にはユドールに似ていると思う。分かっていても正直に行動できない点なんかがね。表面上の強さ・明るさと誰にも見せる事のない彼女の心が魅力を感じさせる。

そして登場人物の交わす台詞運びがコメディタッチで面白い。この台詞はコメディではないんだけど、サイモンがモデルのヴィンセントに話した言葉。これが結構好き。
"If you look at somebody long enough, you discover their humanity."
あと、キャロルがユドールに対して普通のボーイフレンドが欲しいと言っていた時に、キャロルのお母さんが言った言葉。
"Everybody wants that, dear. It doesn't exist."

人はどうして好きな人に好きと言えないのだろう。(言える人もいるんだろうけど。)けど、言わなきゃいけない時に、言うべき言葉も分かっているのに言えないのは...傷つきたくないから?こんなに愛しているのにね。

第70回アカデミー賞で、ジャック・ニコルソンが主演男優賞、ヘレン・ハントが主演女優賞を受賞した作品だけあって、人物が出来上がっていて、見てて安心。あっという間に時間が過ぎた。

監督:James L. Brooks
原案:Mark Andrus
脚本:James L. Brooks、Mark Andrus
出演:Jack Nicholson、Helen Hunt、Greg Kinnear

イヴの総て2007/01/07 04:26

イヴの総て
イヴの総て
All About Eve(1950,米)

マーゴ(ベティ・デイヴィス)は、40歳になる大女優。その立ち振る舞いは我儘・自由奔放でまさに大女優そのもの。演出家のビル(ゲイリー・メリル)とは恋人同士。

イヴ(アン・バクスター)は、ウィスコンシンの田舎で生まれ育ち、幼い頃から演劇が大好き。イヴは、マーゴの大ファンで、猛烈に憧れている。

アディスン(ジョージ・サンダース)は、演劇会の批評家。

劇作家のロイド(ヒュー・マーロウ)とその妻カレン(セレステ・ホルム)。
物語は、セーラ・シドンス賞の授賞式から始まる。アディスンがナレーション的に語る。その華やかな雰囲気の中、不敵に映るマーゴ、カレン、ロイド、ビル。カレンの回想で、この授賞式までのお話がつづられる。

イヴが大女優マーゴに憧れ、演劇の世界に踏み込み、トップスターへと這い上がっていく。そこでイヴがマーゴ、ビル、ロイド、カレンそしてアディスンと絡み合う。(あらすじはこちらで)

演劇(芸能)界での、駆け引き。女優そして女。僕は、マーゴの演技が好きだ。大女優という華やかさと老いの不安というものの間での葛藤がすごく演じきられている。

イヴ、カレン、マーゴを通して、女性が表現されている。タイトルの「イヴ」という名前を与え、そこに『女』の生き方を凝縮させたのかな。誰もが輝きたいという想いを一番華やかに映す職業が女優のように思えるし。

カレンとマーゴがガス欠の車の中で交わす言葉は重みがある。
The things you drop on your way up so you can move faster. You forget you'll need them again when you get back to being a woman.

女性に限ったことではないが、社会で求められる役割を演じる前に、人は1人の人間で、それ以上でもそれ以下でもない。そしてその事に気付くには幸か不幸か時間を要するのだろう。演じている時はその役の良し悪しの判断は付けやすいのかな。何かしらの判断基準があるから。

そして最後のシーン。フィービー。鏡の中に無数に映るその姿が華やかさと刹那さを感じさせる。

日本的もしくは仏教的な感覚だと無常観かな。
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす おごれる者久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き人もつひには滅びぬ ひとへにただ風の前の塵に同じ」

第23回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、録音賞、衣装デザイン賞、そしてアディスン役のジョージ・サンダースが助演男優賞を受賞。

監督: Joseph L. Mankiewicz
脚本:Joseph L. Mankiewicz
出演:Bette Davis、Anne Baxter、George Sanders、Celeste Holm、Gary Merrill、Hugh Marlowe

人頼み 傷つかぬ恋2007/01/08 23:15

花火
今朝の読売新聞朝刊、社会面にこんな話題が。
恋愛指南本大人気 恋文の代筆も

モテの極意59
モテる人の法則
小悪魔な女になる方法
といった本が書店では人気ということ。確かに本屋さんにいくとたくさん並んでるかも。「小悪魔」ってのは結構昔からあるよね。

そうだな~、「もてたい」という気持ちはわかる。もっと広げると「好かれたい」「気にかけて欲しい」かな。きっと世の中は愛情に飢えているんだろうね。でも、傷つきたくない。
恋に対しては傷つくことを恐れてしまうな。

言葉遊びかもしれないけど、恋と愛。僕の中でもまだ分からないことばかりなんだけど。恋は相手に求めてしまう心。自分の抱く恋心に気付いて欲しい、こっちを向いて欲しいって想ってしまう。
愛は、与えたいと想う心。最近思うんだけど、これってエゴかも。相手の気持ちとは無関係に相手を想う。やっぱり究極のエゴ。でも仕方ない。愛してしまったんだから。

でも、どっちも結局は「好き」って事なんだよね。

で、僕がなぜこの記事が気になったかというと、恋文(という書き方も今では新しく感じるかな?)の代筆。(女性向け雑誌のフリーライターの大崎智代子さんの記事として紹介されている。)

自分の想いは自分で言葉にしないといけないと思う。かっこいいとか悪いとか、分かりやすくとか、多分そんなものではない気がする。ラブレターとか誰か(限定した相手)に伝える言葉は、僕はテクニックではなく、どれだけ想いを込めるかだと。
最近、恋愛小説家を見たからかな?キャロルがユドールに書いたThank you noteとかいいと思う。
そういえば、虹の女神では、智也があおいにラブレター書いてってお願いしてたな...

なんか、そこだけは人に頼ってはいけない気がする。

自分の気持ちを分かって欲しいと強く願うんだけど、嫌われたくないという気持ちもある。これが強くなると、深読みというか、計算というか、そういった考えが浮かんでくる。

この気持ちもわかるんだけど、それでも、自分の想いは自分の言葉で自分が直接伝えたい。上手く書こうとしたけど、理屈じゃないんだな。そのほうが好きなんだ。

恋と愛の間で人は揺れ動くのかもしれない。人を愛することは難しい。傷つくこともあるけど、僕もいつの日か「あなたに出会えて、死ぬほど好きになってすごく幸せです。」って言葉を伝えたい。それだけで心が満たされることもあるんだ。