ささやき色のあの日たち2007/09/01 00:19

地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.9 ささやき色のあの日たちシアターコクーンで見てきた。

2人の男(岸谷五朗と北村一輝)が、不思議な場所で出会うところから舞台は始まる。2人は過去に付き合った女性の話を始める。

気付かないで終わってしまう事って寂しい。けど、気付くって事はすごく難しいことなんだよね。人はついついい?というか自分の視点から事実を観、自分なりの真実の形を見出そうとする。
客観的になんて無理なのかもしれない。だって、それも自分が思う、自分の作り出した客観だから。
ただ、考えることはできる。一つの事実を、真剣に考えることで、その姿は変化し、新しい真実が見つかるかもしれない。自分の思い込み、壁を壊すことで新しい何かが。

僕は、人と人が分かり合えるには、お互いのその努力が必要なんだと思う。辛いし、相手の事なんて分からなくて、気が狂いそうになるときだってあるけど、それを乗り越えたところに、きっと幸せがあるんだと思う。

舞台のストーリーは書かないけど、僕はそんなことを感じた。

岸谷五朗さんと北村一輝さんの言葉のやりとりもテンポ良く面白かったし、山口紗弥加さんもあんなに迫力ある演技をするんだって感動した。地球ゴージャスの講演は初めてみたんだけど、ミュージカルチックで、派手さもあるから楽しめる。また見に行こう~

作・演出:岸谷 五朗
出演:北村 一輝山口 紗弥加須藤 理彩、岸谷 五朗ほか

遠くの空に消えた2007/09/01 00:46

into the faraway sky
行定勲監督・脚本作品の遠くの空に消えた

楠木亮介(神木隆之介)は、東京から馬酔村へ父・雄一郎(三浦友和)とともに転校してきた大人しい男の子。
土田公平(ささの友間)は、馬酔村のガキ大将的存在。
柏手ヒハル(大後寿々花)は、UFOと交信を続ける謎の少女。

亮介の父・雄一郎は空港建設のために、馬酔村へやってきた。亮介は、公平と出会い、ヒハルと出会い、環境の変化とともに、自分も変えてみようと一歩を踏み出す。

映画は、まぁそうだね、宣伝どおりのファンタジー。すごく独特の世界。その世界観はもちろん創られたものだけど、完成している。どこか、現実味があるのがいい。

知ってるかい?

蜂は航空力学的に言えば、飛べる構造じゃないんらしいんだ。

なのに、実際は飛んでるだろ。

何故だと思う?

蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。


信じることで願いが叶う、

人はそれを、奇跡と呼ぶんだ。

奇跡は起こるものじゃなくって、起こすものなんだよね。パンフレットにある、メディアアーティスト八谷和彦氏の言葉。
「子どもじゃなかった大人はひとりもいない。しかし、ほとんどの大人は、子どもだったときの気持ちを忘れてしまう。」

何が変わったんだろうね。同じ人間なのに。意識はしていないのに。

雄一郎と公平の父・信平のエピソードで、信じる、信じ抜く事の気持ちよさを感じた。年を重ねる度に、人はその時にできなかった事が溜まっていく。後悔と呼ぶものかもしれない。

ひょっとしたら、その後悔を正当化するために、経験と知識で僕らは自分を守り、つい出来ない理由を見つけてしまいがちになる。でもね、長い年月を経て得た知恵を最大限に活用することで、子どものころにはできなかった奇跡だって起こせるようになってるはずなのにね。

最後は、勇気。勇気をなくしちゃ一歩が踏み出せないもんね。失敗したって、次はもっといい方法見つけられるから。

監督・脚本:行定 勲
出演:神木 隆之介、大後 寿々花、ささの 友間、 ほか

そこに在るもの2007/09/11 01:03

僕らは何故気付かないのだろう?

真理を現す事実はいつも目の前にあるのに。観てみないふりをしているのか?観ようとしないのか?...それとも観る力が備わっていないのか?

自分の業の為すものなのか、変わる、変わり続ける真実に惑わされ、僕は未だ真理に辿り着けない...観えない。

なんだってそこに存在し、本当は、無いものはないのかもしれない。

科学だって、全部そこにある真理を追求しようと、見えないものをみようとしているんだよね。

人は生まれ、いろんな事を知り、そうすることで、真理を観る能力を少しずつ失ってしまうのだろうか?今まで見えなかった真実が見えれば見えるほど、真理の遠さを感じる。(..とはいうものの、真理って観えてないんだけど。)

原美術館コレクション展-日本/亜細亜的現代2007/09/16 12:00

オレンジの破風,1990 中村一美
<<オレンジの破風>>中村一美

原美術館に初めて行って「原美術館コレクション展」を観て来た。日本・アジアの作家の約40を超える作品が展示されていた。絵画、映像、オブジェ、インスタレーションなどバラエティに富んだ様々な作品を一度に観れて、感覚が混ざり合い、さらに御殿山という場所での静けさと緑に囲まれ、楽しい時間を過ごせた。

なかでも、印象的だったものが、中村一美さんの《オレンジの破風》。182.2cm x 350.2cmという大きい作品。色が好き。さらに大胆な中に、風を思わせる流れるような色の変化。観てるとなぜか力がみなぎるような感覚になった。

展覧会名:原美術館コレクション展-亜細亜的現代
会期:2007年7月28日(土)-10月28日(土)
会場:原美術館ギャラリーⅠ~Ⅴ
主催:原美術館