第1回 シセイドウ アートエッグ 平野薫展 ― 2007/01/29 00:02
資生堂ギャラリーで開催されている、平野薫 《エアロゾル》を見てきた。
資生堂ギャラリーは、銀座の資生堂ビルの地下一階にあり、天井が高い!その5mを越す天井から広がる大展示室のインスタレーションはすごく綺麗。
"平野薫はこれまで、人が使用した衣類や傘などを糸の状態まで解体し、それをつないで(もしくは編んで)空間に再構築するインスタレーション作品を制作してきました。"
今回は友人のワンピースを解体し新たな形に。かつてワンピースだった糸が紡がれて巨大に優雅に広がるドレスのような形になり、その中に入るとその広がりに包まれる。
一本一本の糸は今にも切れてしまいそうな蜘蛛の糸のように繊細。太陽の光の下で見たらキラキラ煌いていそう。それでいて、全体としての安定感がある。きっとワンピースを着ていた人も繊細で暖かい人なのかもしれませんね。人の使っていた物から、その人が再生(rebirth)されるような感覚があって、なんかいいなって思った。
小展示室には、制作に関わった時間を刻時したタイムカードがカレンダー形式で並ぶ。当たり前だけど、ものすごい時間がかかってるね~。僕が行ったときも公開制作中でした。
会 場:資生堂ギャラリー
会 期:平野薫展 2007年1月12日(金)~2月4日(日) (21日間)
水越香重子展 2007年2月 9日(金)~3月4日(日) (21日間)
内海聖史展 2007年3月 9日(金)~4月1日(日) (21日間)
資生堂ギャラリーは、銀座の資生堂ビルの地下一階にあり、天井が高い!その5mを越す天井から広がる大展示室のインスタレーションはすごく綺麗。
"平野薫はこれまで、人が使用した衣類や傘などを糸の状態まで解体し、それをつないで(もしくは編んで)空間に再構築するインスタレーション作品を制作してきました。"
今回は友人のワンピースを解体し新たな形に。かつてワンピースだった糸が紡がれて巨大に優雅に広がるドレスのような形になり、その中に入るとその広がりに包まれる。
一本一本の糸は今にも切れてしまいそうな蜘蛛の糸のように繊細。太陽の光の下で見たらキラキラ煌いていそう。それでいて、全体としての安定感がある。きっとワンピースを着ていた人も繊細で暖かい人なのかもしれませんね。人の使っていた物から、その人が再生(rebirth)されるような感覚があって、なんかいいなって思った。
小展示室には、制作に関わった時間を刻時したタイムカードがカレンダー形式で並ぶ。当たり前だけど、ものすごい時間がかかってるね~。僕が行ったときも公開制作中でした。
会 場:資生堂ギャラリー
会 期:平野薫展 2007年1月12日(金)~2月4日(日) (21日間)
水越香重子展 2007年2月 9日(金)~3月4日(日) (21日間)
内海聖史展 2007年3月 9日(金)~4月1日(日) (21日間)
コメント
_ はろるど ― 2007/02/01 20:48
_ raccoon ― 2007/02/12 11:14
はろるどさん、こんにちは。
最後の姿を見れなかったのですが...平野さんの作品にまたどこかで出会えるのが楽しみです。
最後の姿を見れなかったのですが...平野さんの作品にまたどこかで出会えるのが楽しみです。
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_ はろるど・わーど - 2007/02/01 20:44
資生堂ギャラリー(中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
「第1回 shiseido art egg 平野薫『エアロゾル』」
1/12-2/4
資生堂の公募展「shiseido art egg」より入選した、計3名の作家を順番に紹介する展覧会です。その第一弾として、糸を使ったインスタレーションを手がける平野薫の作品が展示されています。
上から眺めるだけではあまり良く分かりませんでしたが、下から見上ると実に壮観でした。とあるワンピースの布地を一本一本の糸にまでに解して生み出された、巨大な人形のような網状のオブジェが、天井から悠然と吊るされて構えているのです。そしてそのスカートの先には、まだ解されていない布地が残っていました。どうやら、展示と制作が同時に進んでいる企画のようです。
その証拠に、奥の展示室には、ここで平野が制作に費やした時間の経過がタイムカード形式にて記録されています。その時間はまちまちです。深夜3時や4時などの記録も残されています。この銀座の真ん中の地下空間にて、深夜一人で黙々と糸を解していたのでしょうか。恐ろしいまでに根気のいる作業です。(その制作の様子を、映像や写真などで残していただけるとさらに有難かったです。)
現在進行形ということで、当然ながら作品はまだ完成していません。毎週土曜日には公開制作も行われているそうです。最終日にはまたさらに進化した姿になっているのでしょうか。出来ればもう一度拝見したいです。
「第1回 shiseido art egg」
平野薫(1/12-2/4)
水越香重子(2/9-3/4)
内海聖史(3/9-4/1)
4月下旬には、今回のアートエッグの大賞も選出されるそうです。毎回の展示を追っかけていきたいと思います。(1/17鑑賞)
「第1回 shiseido art egg 平野薫『エアロゾル』」
1/12-2/4
資生堂の公募展「shiseido art egg」より入選した、計3名の作家を順番に紹介する展覧会です。その第一弾として、糸を使ったインスタレーションを手がける平野薫の作品が展示されています。
上から眺めるだけではあまり良く分かりませんでしたが、下から見上ると実に壮観でした。とあるワンピースの布地を一本一本の糸にまでに解して生み出された、巨大な人形のような網状のオブジェが、天井から悠然と吊るされて構えているのです。そしてそのスカートの先には、まだ解されていない布地が残っていました。どうやら、展示と制作が同時に進んでいる企画のようです。
その証拠に、奥の展示室には、ここで平野が制作に費やした時間の経過がタイムカード形式にて記録されています。その時間はまちまちです。深夜3時や4時などの記録も残されています。この銀座の真ん中の地下空間にて、深夜一人で黙々と糸を解していたのでしょうか。恐ろしいまでに根気のいる作業です。(その制作の様子を、映像や写真などで残していただけるとさらに有難かったです。)
現在進行形ということで、当然ながら作品はまだ完成していません。毎週土曜日には公開制作も行われているそうです。最終日にはまたさらに進化した姿になっているのでしょうか。出来ればもう一度拝見したいです。
「第1回 shiseido art egg」
平野薫(1/12-2/4)
水越香重子(2/9-3/4)
内海聖史(3/9-4/1)
4月下旬には、今回のアートエッグの大賞も選出されるそうです。毎回の展示を追っかけていきたいと思います。(1/17鑑賞)
次の日曜日が最終日ですね。
最後にはどのような姿をとるのでしょうか。
出来ればもう一度拝見したいです。