白夜行2006/01/07 20:34

年末に来クールのドラマにどんなのがあるかな~って調べてて気になたのが「白夜行」

で、原作を読んでみようと思って本屋に行くと、すごーく分厚い(860ページ)もあるんだよ。活字にほとんど触れることのない僕はドラマ始まるまでに読み終えることができるかな?...と不安だった。けど、そんな僕もあっという間に読み終えてしまった。特に後半~終盤はどんどん引き込まれていった。
最初は、時間の流れに沿って、イベントが描かれていて、登場人物が結構変わるというか、誰が主人公なのかな?って読むのが難しく感じた。でも、後半でいろいろと繋がってくると、そうか~こういう描き方もあるんだなーって関心した。
主人公は桐原亮司と唐沢雪穂。でも、その二人のお互いに対する行動や想いは全く?といっていいほど描かれていない。基本的に客観的というか、他人の視点から書かれている。でも、そこにいつも二人の存在がある(ように思えた。)。だからこそ僕の想像の世界が広がる。終わり方も僕の好きなパターンだ。

さて、これをドラマ化するってどうするんだろう?というのが僕の疑問。結構難しそうだし、この小説の世界観の映像化は無理なんじゃないかな?けど、舞台設定を同じにし、全く異なるストーリー、亮司と雪穂の視点からのドラマを作るとしたら可能なんだろうね。だから、純愛ってコンセプトを前面に打ち出すと話しが作りやすいのかも。

純愛かって事で異論を唱える人も出てくるだろうね。僕もよくは分からないけど、一つの愛の形ではあるのかもしれない。

昔こんな言葉を聞いたことがあって、すごく考えた。「私はあなたのために死ぬことはできませんが、あなたに殺されるのであれば構いません。」未だ僕の心にはこの言葉が残ってます。

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