気球クラブ、その後2007/07/08 04:20

気球クラブ、その後
今日は七夕。天の川は見えないけど、きっと僕に見えないだけで輝いてるんだろう。空に近づければ見えるのかな!?な~んて思いつつ 気球クラブ、その後を見た。

"気球クラブ・うわの空"のリーダー村上(長谷川朝晴)、その村上の恋人美津子(永作博美)。二郎(深水元基)は気球クラブに入り、美津子に魅かれる。

お話は、村上の事故によって始まる。5年前に実質的に解散していたメンバーが集まり、そして時は刻まれていく。

荒井由美の「翳りゆく部屋」をモチーフに描かれた青春群像劇ということ。僕は初めて聞いたんだけど、いい曲ですよね。

二人の言葉は当てもなく
過ぎた日々をさまよう
振り向けば ドアの隙間から
宵闇が しのび込む
どんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは戻らない 私が今死んでも

人の想いって掴めそうな距離にありそうにみえるけど、掴めないね。わからないもん。

いつになってもかな。若さってのはそれだけでも宝だって思うこともある。

青春ってなんだろう。

いつも、いつでも自分の生きてる時間は過去へと流れていくだけ。見えなくなってしまう気球もあれば、ずーっと視界から消えない気球もある。いっそ消えてしまえば楽なのにって。
でも消えて欲しくはない。だから、自分がその気球を目で追ってるんだよね。本当は掴みたいんだ。

時間が経つごとに色鮮やかになる気球もある。実際の色とは変わっても、記憶の中の気球はいっそう鮮やかに...ひょっとしたら青春ってのは過去にしかなく、気付くだけのものなのかもしれない。だったら、いつだって青春という時を生きているのかもね。

監督・脚本:園 子温
テーマソング:畠山 美由紀「翳りゆく部屋」(作詞・作曲:新井 由美)
出演:深水 元基、川村 ゆきえ、長谷川 朝晴、永作 博美ほか