シュガー&スパイス2006/09/23 23:55

風味絶佳
シュガー&スパイス ~風味絶佳~

『恋』の味(というのかな?)を思い出させてくれる映画でした。プロデューサーの大多亮さんが舞台挨拶でも言ってたけど、ドラマチックな(波乱万丈に富んだ)恋愛映画ではない。多分、普通の恋愛模様。

ありがちなだけに、忘れそうな想い。愛ではなく、やっぱり『恋』のお話かな。

夏木マリ演じるグランマ!の存在感が映画の中では際立っていた。けど、柳楽優弥、沢尻エリカもいい雰囲気を醸し出していた。

見るだけでドキドキする気持ち、好きって伝えられないもどかしさ、信じてるのに疑ってしまう心、傷つき・傷つける事への恐怖心、それでも真っ直ぐに好き。そんな大切な感情は、いくつになっても持っていたいよね。

器用に失敗しないようにばかり生きる術をつい探してしまいがちな毎日を、不器用でも一所懸命な一日の方がやっぱりカッコいいなって思い出させてくれる映画でした。

ストーリー(パンフレットより)
米軍基地に隣接し、アメリカの香りがまだ色濃く残る街・東京-福生。ただ毎日を平凡に過ごしている志郎(柳楽優弥)は、高校を卒業した後も、「大学に行く必要が無い」という理由で、今は”とりあえず”ガソリンスタンドで働いている。大反対する両親を半ば強引に説得してくれたのは、アメリカかぶれのハイカラなばあちゃん(夏木マリ)だった。自分の事を”グランマ”と呼ばせ、幼い頃から志郎に徹底的にジェントルマン精神を叩き込んでいた。
仕事にもようやく慣れた頃、志郎が働くガソリンスタンドに新しいバイトとして乃里子(沢尻エリカ)が入ってきたことで、志郎はかつて感じたことのな感情を抱くようになる。やがて、乃里子と二人で会う回数が多くなるにつれ、自分の気持ちの高鳴りを感じ、そしてただ同じ時間を過ごせることだけが幸せだった。その反面、普通に手をつないだり、「好きよ」と言う乃里子の言動に戸惑いを隠せない。一方、乃里子は志郎の優しさと飾らない部分に惹かれ始めていた。「これが恋…?」

原作:山田 詠美 『風味絶佳』 (文藝春秋刊)
プロデューサー:大田 亮
監督:中江 功
脚本:水橋 文美江
出演:柳楽 優弥沢尻 エリカ夏木 マリ
配給:東宝

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://schicksal.asablo.jp/blog/2006/09/18/528411/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ いもロックフェスティバル - 2006/10/01 01:44

映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』の試写会に行った。『タイヨウのうた』とはま

_ 映画感想つれづれ日記 - 2006/10/01 01:50

最初に言っておこう、この映画はオレにとってかなりヤバイ

_ ☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo! - 2006/10/01 02:18

『シュガー&スパイス 〜風味絶佳〜』鑑賞レビュー!





この秋、

「冷静と情熱のあいだ」の

スタッフが贈る珠玉の

ラブ・ストーリーが誕生します!


2006年
日本/カラー
ビスタサイズ/ドルビーデジタルSR
上映時間::::125min(2時間5分)
配給::::東宝
公開日::::2006年9月16日


“本当の恋”の甘さと辛さを

思いっきり味わえる

珠玉のラブ・ストーリーが誕生した



初めてのキスの味は

『桃』の味?!





★review★

公開日、初日の...

_ お萌えば遠くに来たもんだ! - 2006/10/01 02:48

観てきました。
<内幸町イイノホール>

監督:中江功
原作:山田詠美 『風味絶佳』
脚本:水橋文美江

切ない10代の恋。

おバカで、自分のことで手一杯で。
そんな年頃に訪れた、気になる女の子との出会い。
人生の大先輩“グランマ”に見守られて、二人の辿々しい恋愛が育っていく・・・。

良い映画でした。
沢尻エリカちゃんは、新しい恋愛に向かおうとするけれど、前の恋愛を引きずっている、そんな揺れ動く女の子を見事に演じていて。
柳楽クンは高校を卒業して働き出したものの、精神的には自立し切れていないウブな男の子がピッタリはまっていて。

「二度と逢いたくない」
そう思えるのは本気で恋した相手だから。
そんな恋をして、周りのことに少し気を使えるようになったとき、男の子はひとつ大人になっていく・・・。

過ぎ去った時代を思い出し、切なく懐かしい余韻を残して終わる、私にとってはそんな映画でした。

でも、ちょっと長かったかな。もう少しテンポ良くして短く纏めても十分伝わるお話だったと感じました。

公式サイト

風味絶佳文藝春秋このアイテムの詳細を見る

_ ポコアポコヤ 映画倉庫 - 2006/10/01 09:11



Sugar&Spice/シュガー&スパイス〜風味絶佳、映画館に見に行って来ました。ちょっと恥ずかしかったケド・・・。
結果から言うと、小説>>>>映画 でした。悪くはないけど・・・・良いって程でもない・・・という感じ

_ skywave blog - 2006/10/01 09:32

自分の行く道が見えず、とりあえずガス・ステーションで働く志郎(柳楽優弥)と、まさに小悪魔の雰囲気、乃里子(沢尻エリカ)の甘酸っぱい青春恋愛映画。

福生の米軍基地付近を

_ 水曜日のシネマ日記 - 2006/10/01 10:41

米軍基地のある福生を舞台に繰り広げられる、恋愛物語です。

_ Akira's VOICE - 2006/10/01 11:04

愛しさと切なさで人は成長するんだコノヤロォー!

_ サナダ虫 〜解体中〜 - 2006/10/01 23:35

中江功監督作品、柳楽優弥主演の、

映画 「シュガー&スパイス 風味絶佳」を観た。


ガソリンスタンドで働くピュア・ボーイVS慶応医学部ボンボン!

小悪魔美少女を射止めるのは・・・・、どっち!?(何、この説明)


感想。

①ナレーションが多過ぎて、ちょっとウザイ。

②みんな「ハイオク満タン」なんだね。

③高卒就職はそんなに駄目か!大卒がそんなに偉いのかよ!!(同士の叫び)


見所。(聞き所)

①志郎の暴走“オアシス”。

②ガソリンスタンドの店員たち。

③あのガソリンスタンドから街中まで歩く、乃里子のスピリット。


脇役とかね、キャラ濃過ぎ。

別に面白くていいのだが、全体的にコメディーっぽくなっていた気がする。

・・でも、純粋な気持ち・初恋らしさは、中々良かった。

★★★☆☆


相手を殺してでも奪い返したいとか、金網に当たりながら泣き叫んだりとか、

そういう想いや行動も、惨めでいて綺麗だと思う。

羨ましいよ。

_ 京の昼寝〜♪ - 2006/10/09 10:04

いつまでも心の中に消えずにいる“淡い恋”の光誰も、誰しも、こんな“恋の形”に触れているはずだ
 
 
■監督 中江 功■脚本 水橋文美江■原作 山田詠美(「風味絶佳」文藝春秋刊)■キャスト 柳楽優弥、沢尻エリカ、夏木マリ、高岡蒼甫、大泉洋、板倉俊之、佐藤二朗、チェン・ボーリン□オフィシャルサイト  『シュガー&スパイス 風味絶佳』   主人公・志郎(柳楽優弥)は、大学に進学せず、両親の大反対を押し切って、大好きな車に関わるためにガソリンスタンドで働いている。 ある日、新しくバイトに入ってきた乃里子(沢尻エリカ)。 彼女を見て、志郎の胸は高鳴った。 その人は、高校時代、偶然志郎の目の前で、走ってくる車の前に飛び出した女性だったのだ。 あの時、急停車した車から降りてきた男を泣きじゃくりながら思い切り叩いていた彼女。恋の終わりを予感させる印象的な光景。 志郎の脳裏に残る記憶の中にいた切ない女性が、目の前でまばゆい笑顔を向けている。 初めて「恋をする」という感覚を知った志郎。 あの彼氏と別れてから、寂しい想いを抱えている乃里子は、女性に不慣れな志郎の、不器用だけど誠実な優しさに触れ、無邪気に寄り添っていく。 しかし、乃里子には元彼の影が付きまとっているのだった。  おススメ度 ⇒★★★☆ (5★満点、☆は0.5)  cyazの満足度⇒★★★☆   高校を卒業する血気盛んなころ、色んな“恋”の形の一つにこんな淡い“恋”も確かにあった。 独りよがりで、相手も自分のことをきっと好きだと思っていた。 でもそれは決してそうではなかったのだ。 この主人公と同じように、相手は女子大生で、儚く過ぎていった恋があった。 不器用ながらも一片の桜の花びらのように、短い“恋”は散っていった。 原作は読んでいないのですが、山田詠美さん“らしくない”真綿で包んだような甘く切ない若い男女の心情を映し出した作品だった。 主人公を演じる柳楽クン、『誰も知らない』、『星になった少年』等、若いのに独特の存在感を持っている役者さんだと思うのだが、この作品のプロデューサーが「柳楽君を主役に映画を撮りたい」と言っていたそうで、そのためにフィットしたのがこの山田詠美さんの原作だった。 最もたまたま本屋さんで見つけたのがこの作品だったそうだが、でもそのチョイスはまさしくグッド・ジョブだったと言え

_ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ - 2006/10/21 12:18

昔から、女の子に対しては優しいだけじゃダメ、理由は分からない、だからきっと今度も失恋を繰り返すのだろう・・シュガー&スパイス味の風味絶佳な物語・・



山下志郎(柳楽優弥)は高校卒業後大学進学を延ばして、野っぱらにポツンと建つ屋根のないガスステーションに勤め、新

_ シネマ de ぽん! - 2006/10/24 10:34

シュガー&スパイス 風味絶佳公開中ストーリー ☆☆☆☆映画の作り方☆☆☆☆総合評

_ デコ親父はいつも減量中 - 2007/06/24 10:12



監督:中江功
出演:柳楽優弥、沢尻エリカ、夏木マリ、大泉洋、チェン・ボーリン、サエコ、板倉俊之、高岡蒼佑

評価:60点

公式サイト

(ネタバレあります)
甘酸っぱく、しかし切ない10代の恋の思い出。
オジサンが遥か昔に思いを馳せて、「ほのぼの+しんみ...

_ サーカスな日々 - 2007/09/17 21:41




解説: 山田詠美の短編小説「風味絶佳」を原作に、うぶな青年の初恋と失恋、成長を見つめたラブストーリー。もどかしくも初々しい恋の行方を、『冷静と情熱のあいだ』の中江功監督が繊細に描き出す。主演は、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥。初恋の相手役を、『パッチギ!』で数々の映画賞を総ナメにした沢尻エリカが演じる。主題歌を歌う人気ロックバンドのオアシスが、初めて邦画に楽曲を提供したことでも話題を呼んでいる。 [ もっと詳しく ] (シネマトゥデイ)



製作
2006年

上映
125分

監督
中江功

出演
柳楽優弥 、沢尻エリカ 、大泉洋 、チェン・ボーリン 、木村了 、濱田岳
なめきった大人たちが、青春物語を「通俗」に導く。
僕たちは思春期の頃、やはりどこかでアメリカに憧れていたところがある。
「アメリカン・グラフィティ」のように、御馬鹿で少しキュートな青春物語。
どの街にも、少し年上に、オートバイ野郎とか、アメ車の信奉者とか、ロックンローラーやサーファーがいた。
クスリをやっているグループもいたし、自慢のナイフを持ち歩いている兄貴もいた。真夜中にグラサンをしてみたり、うまくもないのに、マールボロを吸ってみたりもした。
皮ジャンにリーゼントスタイルの友人と、Junの細身の花柄シャツに肩まで長髪の少年(僕のことだ)が、一緒に歩いているという滑稽も気にならなかった。



しかも田舎の町である。
高校も中退し、ガソリンスタンドで働きながら、たまに、農作業を終わって繰り出した兄ちゃんたちと、酒場でいざこざを起す。
たった1件しかない、ビリヤードホールで、女の子をはべらかしたりする。
もちろん、黒人がいるわけでもないし、牧師以外には白人などいない。ジャズもブルースも有線でかかっているような街だ。

福生や横須賀や佐世保に憧れたりした。六本木なんて、想像のしようもないし、湘南の海は、どこからどこまでがそうなのか、てんでわからない。
だから、もっぱら、片岡義男の小説である。
そのなかのアメリカが、自分たちにとってのアメリカだ。
もう少し、時代があとになれば、村上龍だ。「限りなく透明に近いブルー」は福生の青春物語。
雑誌「POPAYE」の創刊は1976年。おしゃれなアメリカがそこにはあった。



山田詠美の短編を下に、この

_ tesoro credit card - 2007/11/25 21:33

respite!implicates?David:economizer