舞妓Haaaan!!! ― 2007/06/22 18:03

クドカンの(とどうしても書いてしまう)舞妓Haaaan!!!を見てきた。
鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、鈴屋食品のサラリーマン(!?)で熱狂的舞妓ファン。念願の京都支社への転勤で、念願のお座敷での野球拳が...
内藤貴一郎(堤真一)。神戸グラスホッパーズのエース。お茶屋の常連客で、公ちゃんの「ぼんの舞妓日記」サイト荒らし。
大沢富士子(柴咲コウ)。公ちゃんの彼女...。まぁいろいろあって駒富士という舞子はんに。
駒子(小出早織)。舞子としてデビューした日に公ちゃんに写真を取られ、「ぼんの舞妓日記」に掲載される。
久しぶりに映画館で涙をながした。(笑いすぎて!)
お話は、舞子大好きな公ちゃんのサクセスストーリー。かな?内藤貴一郎とのバトルあり、駒子ちゃんとの恋?あり、「一見さんお断り」という文化をめぐってヒューマンドラマが繰り広げられる。
阿部サダヲの演技に感服って感じでした。ありえないくらいのハイテンションなんだけど、嫌味はなく、リアルさも感じるところが素晴らしかった。
それから、植木等さんの遺作になったんですね。確かにワンシーンだけど、すごく存在感のあるシーンで、その背中に滑稽さの持つある種の物悲しさを感じた。
他にもワンポイントで効いてる役者さんがたくさん!個人的に印象に残ってるのが、北村一輝。インパクトありました。
舞子さんの世界をしらない僕には勉強になったし、なによりエンターテイメント作品としては申し分ないでしょう。皆さんも見て、笑って、また元気にいきましょう♪
脚本:宮藤 官九郎
監督:水田 伸生
出演:阿部 サダヲ 、堤 真一 、柴咲 コウ 、小出 早織、伊藤 四郎、植木 等ほか
音楽:グループ魂 「お・ま・え ローテンションガール」
鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、鈴屋食品のサラリーマン(!?)で熱狂的舞妓ファン。念願の京都支社への転勤で、念願のお座敷での野球拳が...
内藤貴一郎(堤真一)。神戸グラスホッパーズのエース。お茶屋の常連客で、公ちゃんの「ぼんの舞妓日記」サイト荒らし。
大沢富士子(柴咲コウ)。公ちゃんの彼女...。まぁいろいろあって駒富士という舞子はんに。
駒子(小出早織)。舞子としてデビューした日に公ちゃんに写真を取られ、「ぼんの舞妓日記」に掲載される。
久しぶりに映画館で涙をながした。(笑いすぎて!)
お話は、舞子大好きな公ちゃんのサクセスストーリー。かな?内藤貴一郎とのバトルあり、駒子ちゃんとの恋?あり、「一見さんお断り」という文化をめぐってヒューマンドラマが繰り広げられる。
阿部サダヲの演技に感服って感じでした。ありえないくらいのハイテンションなんだけど、嫌味はなく、リアルさも感じるところが素晴らしかった。
それから、植木等さんの遺作になったんですね。確かにワンシーンだけど、すごく存在感のあるシーンで、その背中に滑稽さの持つある種の物悲しさを感じた。
他にもワンポイントで効いてる役者さんがたくさん!個人的に印象に残ってるのが、北村一輝。インパクトありました。
舞子さんの世界をしらない僕には勉強になったし、なによりエンターテイメント作品としては申し分ないでしょう。皆さんも見て、笑って、また元気にいきましょう♪
脚本:宮藤 官九郎
監督:水田 伸生
出演:阿部 サダヲ 、堤 真一 、柴咲 コウ 、小出 早織、伊藤 四郎、植木 等ほか
音楽:グループ魂 「お・ま・え ローテンションガール」
サイドカーに犬 ― 2007/06/23 23:12

シネスイッチ銀座で、サイドカーに犬を見てきた。
近藤誠(古田新太)。怪しげな中古車販売会社の社長。争いごとを好まず、ただみんなが幸せに暮らせることを願っている。
近藤薫(松本花菜)。誠の娘。真面目で、他人のことを気遣ってばかりいる大人びた女の子。
ヨーコさん(竹内結子)。薫が10才の夏休みの時に突然現れた謎の女性。グリーンの自転車を乗りこなし、豪快、大胆な女性。でも本当は...
不動産会社の営業をしている30才になった薫(ミムラ)が、忘れられない夏の思い出を回想する。薫の母・良子が出て行った数日後にヨーコさんがやってきて、母とはま逆のヨーコさんと触れ合い、新しい経験をする。
最近80年代のお話が多いきもするが、これも時代的には80年代のお話。すごくドラマチックな事がおこるわけでもなく、激しい感情の起伏があるわけでもなく、たんたんとひと夏が過ぎていく。
面白いなと思ったのは、なんでヨーコという女性はこんな生き方をするようになったのか。豪胆さとは裏腹な繊細さの共存。
表面上はまったく違うように見える薫とヨーコ。でも、僕は、その根底にある優しさは二人に共通してて、だから友達になれたんだろうなって思う。
「人は正直であろうとすると無口になる。」
自分に対して正直であること。それって本当に相手にとっては意味のあることだろうか?多分ないかもしれない...って思ってしまう。
それでも、正直な人間が素直にその想いを交わすことができれば、それはすごく素晴らしいと思う。それは、ほんの一言の言葉でも一生心に刻まれ、その人の人生に影響を与えるんじゃないかな。
あともうひとつすきな科白。
「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」
監督:根岸 吉太郎
原作:長嶋 有(猛スピードで母は
(文藝春秋))
脚本:田中 晶子、真辺 克彦
出演:竹内 結子 、古田 新太 、松本花菜ほか
音楽:YUI 「Understand」
近藤誠(古田新太)。怪しげな中古車販売会社の社長。争いごとを好まず、ただみんなが幸せに暮らせることを願っている。
近藤薫(松本花菜)。誠の娘。真面目で、他人のことを気遣ってばかりいる大人びた女の子。
ヨーコさん(竹内結子)。薫が10才の夏休みの時に突然現れた謎の女性。グリーンの自転車を乗りこなし、豪快、大胆な女性。でも本当は...
不動産会社の営業をしている30才になった薫(ミムラ)が、忘れられない夏の思い出を回想する。薫の母・良子が出て行った数日後にヨーコさんがやってきて、母とはま逆のヨーコさんと触れ合い、新しい経験をする。
最近80年代のお話が多いきもするが、これも時代的には80年代のお話。すごくドラマチックな事がおこるわけでもなく、激しい感情の起伏があるわけでもなく、たんたんとひと夏が過ぎていく。
面白いなと思ったのは、なんでヨーコという女性はこんな生き方をするようになったのか。豪胆さとは裏腹な繊細さの共存。
表面上はまったく違うように見える薫とヨーコ。でも、僕は、その根底にある優しさは二人に共通してて、だから友達になれたんだろうなって思う。
「人は正直であろうとすると無口になる。」
自分に対して正直であること。それって本当に相手にとっては意味のあることだろうか?多分ないかもしれない...って思ってしまう。
それでも、正直な人間が素直にその想いを交わすことができれば、それはすごく素晴らしいと思う。それは、ほんの一言の言葉でも一生心に刻まれ、その人の人生に影響を与えるんじゃないかな。
あともうひとつすきな科白。
「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」
監督:根岸 吉太郎
原作:長嶋 有(猛スピードで母は
脚本:田中 晶子、真辺 克彦
出演:竹内 結子 、古田 新太 、松本花菜ほか
音楽:YUI 「Understand」
キサラギ ― 2007/06/24 21:49

キサラギ
人物紹介ができない...これがこの作品の面白いところなので。とりあえず、5人の男が登場人物です。皆さん実際にみてこの5人がどういう人物なのか確かめてください。(ハンドルネームから誰が演じてるかもご想像ください。)
家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、イチゴ娘。
自殺したアイドル如月ミキのファンサイトの常連の5人が、一周忌のオフ会で初めて出会う。それぞれのミキちゃんへの想いが最高潮に達したときにドラマが始まる。
「12人の怒れる男」「12人の優しい日本人」「約三十の嘘」などの作品と並ぶ密室劇。
ストーリーに絡む部分が説明できないので紹介にはなりずらいのですが。それだけ、脚本がしっかりと練られてるんでしょうね。人物も面白いし、笑いの要素も上手く入ってるし、感情の起伏もスピード感もある展開で見てて飽きさせない。
これ映画もいいんですが、舞台だともっとリアルで緊張感が生まれるかなって感じました。最後の終わり方も好きで、なんか舞台っぽいかなって。もちろん、映画はこの5人の演技が素晴らしいです。
...何にも詳しくは書けないんだけど、感じたことを。人と人のつながりで僕らは生きている。それは一緒にいる人、出会った人、インターネット上だけで知ってる人。何にも知らない人。。。誰がどんな絆で結ばれているかはその時にならないと分らないし、でも一人じゃないって思えるだけで、それがすごく幸せなことなんだって感じた。生きてるってことに感謝しないとね。
監督:佐藤 祐市
原作・脚本:古沢 良太
出演:小栗 旬、ユースケ・サンタマリア、小出 恵介、塚地武雄、香川 照之ほか
主題歌:ライムライト 「キサラギ」
人物紹介ができない...これがこの作品の面白いところなので。とりあえず、5人の男が登場人物です。皆さん実際にみてこの5人がどういう人物なのか確かめてください。(ハンドルネームから誰が演じてるかもご想像ください。)
家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、イチゴ娘。
自殺したアイドル如月ミキのファンサイトの常連の5人が、一周忌のオフ会で初めて出会う。それぞれのミキちゃんへの想いが最高潮に達したときにドラマが始まる。
「12人の怒れる男」「12人の優しい日本人」「約三十の嘘」などの作品と並ぶ密室劇。
ストーリーに絡む部分が説明できないので紹介にはなりずらいのですが。それだけ、脚本がしっかりと練られてるんでしょうね。人物も面白いし、笑いの要素も上手く入ってるし、感情の起伏もスピード感もある展開で見てて飽きさせない。
これ映画もいいんですが、舞台だともっとリアルで緊張感が生まれるかなって感じました。最後の終わり方も好きで、なんか舞台っぽいかなって。もちろん、映画はこの5人の演技が素晴らしいです。
...何にも詳しくは書けないんだけど、感じたことを。人と人のつながりで僕らは生きている。それは一緒にいる人、出会った人、インターネット上だけで知ってる人。何にも知らない人。。。誰がどんな絆で結ばれているかはその時にならないと分らないし、でも一人じゃないって思えるだけで、それがすごく幸せなことなんだって感じた。生きてるってことに感謝しないとね。
監督:佐藤 祐市
原作・脚本:古沢 良太
出演:小栗 旬、ユースケ・サンタマリア、小出 恵介、塚地武雄、香川 照之ほか
主題歌:ライムライト 「キサラギ」
手紙 ― 2007/06/27 02:28

久しぶりにDVDレンタルして手紙を見た。
武島剛志(玉山鉄二)と武島直貴(山田孝之)は兄弟。
兄・剛志は、弟・直樹が大学へいくための学費欲しさに、盗みに入った邸宅で誤って人を殺してしまい、無期懲役となる。
それ以来弟・直貴は、殺人者の弟としての人生を送ることに。
いつもバスの最後部で野球帽を深くかぶり世間との間に距離をおく直樹に白石由美子(沢尻エリカ)は、明るく接するのだが...
お話は、直貴がお笑い芸人への道を諦めず夢へ向って進むなか、背負ったもの(背負わされたもの?)によってもたらされる人生の紆余曲折が、直貴と他者、そして兄・剛志の手紙との関わりの中で描かれる。
僕は野沢尚が好きなので、「深紅」を思い出した。罪は家族に引き継がれてしまうのだろうか?
家族とは、縁とは切れないものなんだろう。どんな事があったとしても。運命で結びつけられた人は、そこに在る意味があり、欠かすことはできない存在なんだ。
あんまり書くとネタばれっぽくなるけど、逃げる場所なんかどこにもなくって。いつも自分のいる場所から始めていくしかないんだ。(ネガティブに聞こえるかもしれないけど、ポジティブな考え方なんですよ。)よーく観てみると結構いい場所なんだよね。
話は変わって、罪を償うというの事。特に人の命を償うことなんて僕は不可能だと思うし。その罪は一生背負うべきものなんだと思う。辛いけど、そうやって生きていくことが罰なのだろう。
「償う」という程の重さではないかもしれないが、似ている「謝る」って事。これってそんなに簡単なことじゃない。山田ズーニーの「理解という名の愛がほしい——おとなの小論文教室。II」で、「おわびの時間」というコラム記事がある。
「おわび」の時間はだれのためにあるのだろう?
まことに恥ずかしくなる。痛い、刺さる言葉だ。
自分の「非」を認めているようで、でもどこかで許して欲しいという自分の気持ちの押し売りをしてる時がある。けど、これって本当に謝ってるんだろうか?
誤ってる(笑)と思う。むしろ、本当はどこかで自分を正当化しようとしてるのかもしれない。(未だ最後まで読んでないんでけど、重松清の「カシオペアの丘で」も「赦す」ってのがテーマだな。)
なんか話がそれてしまったけど、人はそれぞれ背負うものがあり、それを受け入れてひっくるめて生きていくことしかできない。でも、できる。
僕は一生懸命生きてる人の姿は美しいと思うし、尊敬する。だから、その縁を大切に、感謝して生きてかないとね。
監督:生野 滋朗
原作:東野 圭吾
脚本:安倍 照雄、清水 友佳子
出演:山田 孝之、玉山 鉄二、沢尻 エリカ、吹石 一恵ほか
武島剛志(玉山鉄二)と武島直貴(山田孝之)は兄弟。
兄・剛志は、弟・直樹が大学へいくための学費欲しさに、盗みに入った邸宅で誤って人を殺してしまい、無期懲役となる。
それ以来弟・直貴は、殺人者の弟としての人生を送ることに。
いつもバスの最後部で野球帽を深くかぶり世間との間に距離をおく直樹に白石由美子(沢尻エリカ)は、明るく接するのだが...
お話は、直貴がお笑い芸人への道を諦めず夢へ向って進むなか、背負ったもの(背負わされたもの?)によってもたらされる人生の紆余曲折が、直貴と他者、そして兄・剛志の手紙との関わりの中で描かれる。
僕は野沢尚が好きなので、「深紅」を思い出した。罪は家族に引き継がれてしまうのだろうか?
家族とは、縁とは切れないものなんだろう。どんな事があったとしても。運命で結びつけられた人は、そこに在る意味があり、欠かすことはできない存在なんだ。
あんまり書くとネタばれっぽくなるけど、逃げる場所なんかどこにもなくって。いつも自分のいる場所から始めていくしかないんだ。(ネガティブに聞こえるかもしれないけど、ポジティブな考え方なんですよ。)よーく観てみると結構いい場所なんだよね。
話は変わって、罪を償うというの事。特に人の命を償うことなんて僕は不可能だと思うし。その罪は一生背負うべきものなんだと思う。辛いけど、そうやって生きていくことが罰なのだろう。
「償う」という程の重さではないかもしれないが、似ている「謝る」って事。これってそんなに簡単なことじゃない。山田ズーニーの「理解という名の愛がほしい——おとなの小論文教室。II」で、「おわびの時間」というコラム記事がある。
「おわび」の時間はだれのためにあるのだろう?
まことに恥ずかしくなる。痛い、刺さる言葉だ。
自分の「非」を認めているようで、でもどこかで許して欲しいという自分の気持ちの押し売りをしてる時がある。けど、これって本当に謝ってるんだろうか?
誤ってる(笑)と思う。むしろ、本当はどこかで自分を正当化しようとしてるのかもしれない。(未だ最後まで読んでないんでけど、重松清の「カシオペアの丘で」も「赦す」ってのがテーマだな。)
なんか話がそれてしまったけど、人はそれぞれ背負うものがあり、それを受け入れてひっくるめて生きていくことしかできない。でも、できる。
僕は一生懸命生きてる人の姿は美しいと思うし、尊敬する。だから、その縁を大切に、感謝して生きてかないとね。
監督:生野 滋朗
原作:東野 圭吾
脚本:安倍 照雄、清水 友佳子
出演:山田 孝之、玉山 鉄二、沢尻 エリカ、吹石 一恵ほか
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