サイドカーに犬2007/06/23 23:12

サイドカーに犬
シネスイッチ銀座で、サイドカーに犬を見てきた。

近藤誠古田新太)。怪しげな中古車販売会社の社長。争いごとを好まず、ただみんなが幸せに暮らせることを願っている。
近藤薫(松本花菜)。誠の娘。真面目で、他人のことを気遣ってばかりいる大人びた女の子。
ヨーコさん竹内結子)。薫が10才の夏休みの時に突然現れた謎の女性。グリーンの自転車を乗りこなし、豪快、大胆な女性。でも本当は...

不動産会社の営業をしている30才になった薫(ミムラ)が、忘れられない夏の思い出を回想する。薫の母・良子が出て行った数日後にヨーコさんがやってきて、母とはま逆のヨーコさんと触れ合い、新しい経験をする。

最近80年代のお話が多いきもするが、これも時代的には80年代のお話。すごくドラマチックな事がおこるわけでもなく、激しい感情の起伏があるわけでもなく、たんたんとひと夏が過ぎていく。

面白いなと思ったのは、なんでヨーコという女性はこんな生き方をするようになったのか。豪胆さとは裏腹な繊細さの共存。
表面上はまったく違うように見える薫とヨーコ。でも、僕は、その根底にある優しさは二人に共通してて、だから友達になれたんだろうなって思う。

「人は正直であろうとすると無口になる。」

自分に対して正直であること。それって本当に相手にとっては意味のあることだろうか?多分ないかもしれない...って思ってしまう。
それでも、正直な人間が素直にその想いを交わすことができれば、それはすごく素晴らしいと思う。それは、ほんの一言の言葉でも一生心に刻まれ、その人の人生に影響を与えるんじゃないかな。

あともうひとつすきな科白。

「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになるほうが難しい」

監督:根岸 吉太郎
原作:長嶋 有(猛スピードで母は(文藝春秋))
脚本:田中 晶子、真辺 克彦
出演:竹内 結子古田 新太 、松本花菜ほか
音楽:YUI 「Understand」