しるし2006/11/26 21:19

しるし
最近ひたすら浸っているMr.Childrenのしるし。

どんな言葉を選んでも どこか嘘っぽいんだ
左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる
心の声は君に届くのかな?
沈黙の歌に乗って…

最近感じている言葉の限界。谷川俊太郎の「詩を考える 言葉が生まれる現場」を読んでいても、言葉の難しさを、詩人でない僕でも少しは解った気になっている。(難しくってなかなか読み進められていないんだけど...)

僕らは表面に見えるものに囚われてしまう事がある。絶対的な尺度というものはこの世には存在しないのではないだろうか?言葉というものも同じ。

例えば本を読む。そこに書かれている文字は揺るがないもの。けれでも、それを読み解釈するとそこにはもう読み手だけの世界が広がる。そこはもう無限の世界。しかも、それを表現するのは難しい。言葉で表現した時に何かこう微妙なニュアンスの違いに苛立つ。想いというのはそういうものだろう。

でもね、桜井さんのこの詩に僕はものすごく打たれる所があった。

言葉では、言葉だけでは伝えることの難しい、心の声。

心の声は誰が聞くこともない
それもいい その方がいい

共に生きれない日が来たって どうせ愛してしまうと思うんだ

そう、そんな感覚が芽生えるのが愛だと納得する。