ピクサー展2006/07/15 15:42

ピクサー展
Pixar:20 Years of Animation

実は、僕はピクサーアニメは一つも見たことない...
それでも、何故見に行こうと思ったか。それは最近映画前に流れる予告編で「カーズ」を何度も見てて、つい映画の帰りに見てみたくなったという動機。

でも、すごかった!
入ってすぐの所に書かれてたんだけど、僕もCGアニメというのは出来上がったものしか知らないから、いきなりパソコンの画面に向かって作り始めるものかと思っていた。

でも、CGというのは一つの表現方法であって、テーマを伝えるためのストーリーが存在し、そこに独自の世界観とキャラクターを作り上げていく。
現実の世界では、世界観は限定される方が多い。けどアニメーションは制約が少ない。アイデアを創り出す人が自由に描ける。それが、アニメーションの強み。
その途中には、生まれても映画の世界には現れないものもたくさんある。その段階を見れるこの展覧会は貴重だな―と思った。

僕は、Mr.インクレディブルの切り絵の展示が好き。なんか薄っぺらい紙に暖かさを感じる。もとはただの紙なのにね。

で、みんな感動すると思うんだけど、「立体ゾーエトロープ」。僕は一人で見てたんだけど、子供のようにしばらく見入ってしまった。言葉では説明できないんだけど、あ~こうなるんだろうな!と思ってた動きと全然違う、想像してない動きが見えるから超・感動でした。

子供のころ教科書の隅に描いたパラパラ漫画を思い出した。遊び心がきっと新しいものを生み出す原動力になっているのかもしれない。

人の心を動かすことのできるものっていいよね。

【展示内容】(公式HPより)
初公開作品の数々に心躍る ピクサーの類まれな芸術性と創造性に光をあてる本展では、映画のストーリーやキャラクター、世界観などを確立するために製作されたコンセプト・アート、スケッチ、ストーリーボード、カラースクリプト、マケットなど数多くの作品を初公開。
世界に1点しかない本展のコレクションから、お馴染みのキャラクターや世界のコンセプトが、最終的に映画作品として完成されていく過程をお楽しみいただけます。
(展示作品数 約270点)

開催時期: 2006年07月01日(土) ~08月27日(日) ※会期中無休
開館時間: 10:00 ~20:00(最終入館19:30)
会 場: 森アーツセンターギャラリー(森タワー52F)
料 金: 一般\1,500、高大生\1,100、4才~中学生\700