ハイコンセプト2006/05/20 00:47

ハイコンセプト
「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク(著)
大前研一(訳)

「第四の波」の荒れる社会で、生き残るためには、クリエイティブな発想が必要で、これは右脳主体の頭を使うことが必要だという事だ。これまでの左脳に完全依存の論理のみに頼るのではなく、右脳で「六つの感性」を磨き、「第四の波」に乗る。

「六つの感性」とは、
1.「機能」だけでなく「デザイン」
2.「議論」より「物語」
3.「個別」よりも「全体の調和」
4.「論理」ではなく「共感」
5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
6.「モノ」よりも「生きがい」
の6つ。

今は、「MBA」にかわり「MFA(Master of Fine Art)」が注目されてるらしい。それに、「MET(Master of Entertainment Technology)」というものもあるらしい。

ビジネスにアートを取り入れる。いやむしろ、僕はビジネスだってアートだと思う。(アートというものの定義が何かってのもあるけどね。)

考えようによっては、何の制約もない社会で、何をコンセプトに事業をどう立ち上げていくか。こんなに面白みのあることはないような気もする。(実は、制約があるんだけど、この制約の中でどうすれば実現可能かを考えるのもまた楽しい。)

おそらく、昔から著名な経営者は、ここに書かれているようなセンスを持っていたのだと思う。自分で、物語を作り出す力を。

特に最近は、教育の影響なのか、創造することが苦手になってきている気がする。答えを与えられることに慣れすぎて、正解の無い世界で自由に発想をすることがてきなくなっている。これが、訳者の大前さんも危惧くている日本の現状なんだろう。

クリエイティブな発想を「右脳」を切り口として、書かれ、いろいろと遊び心が盛り込まれている本だ。
   
 
   

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_ 発明の女王様 - 2006/05/20 07:10

Oh〜! マイ  研一!
大前研一 新刊 「ハイコンセプト」
(原題 The Whole New Mind: Dnaniel H.Pink)

大前研一さん、最近は専門的な本が続いていたので傍観していましたが、また面白そうな本を出したようなので、買ってしまいました。わたしには珍しく新刊買いで、「定価」ですよー。

サラリーマンサバイバルでは、「ガッテン 3回」くらいガッテンしちゃいましたので、初めてそこで「大前研一」と言う人を知ったのですが、この人、生き方がとってもダイナミック。「漢なり!」です。

ダニエル・ピンクさんが書いた啓発書を大前さんが翻訳した本です。
第4の波 とは言いませんが、次に来る先進国の姿を預言した内容です。

さて、この本は、どんな人が読んだらいいのかといますと、

「変わったことや変わった生き方をしていて、どうも生きづらい、自分の風変わりな考え方というのは、ひょうっとしておかしいんじゃないか・・・」

などと、ひそかに悩んでいる諸兄諸姉です。

いいんですよー、変わってて。それがあなたなのですから。
あなたの得意なこと、好きなこと、あなたらしさをフルパワーで表現してみてくださいね、イチゴに生クリームかけ放題でも、ケーキの上だけ食べちゃっても、それが素直なあなたであり、ユニークなところなんですから・・・

って(言っているかどうかは、わかりませんが{/face_yoka/}) そういわれているような気がしてきます。勝手に解釈しちゃう。

国も人も、これからは「ハイコンセプト」でないと、生き残っていられない時代になります。アメリカで現在そういったうねりが来ているということは、10年後には必ず(笑)日本にもやってきます。

「ハイコンセプト」 たぶん日本人が一番苦手なことじゃないでしょうか。
それは各国のアートの足跡をみれば、ほんとうによくわかります。
日本にはアート界では突出した人(個人で世界的にピークを刻んだ人)は出ていません。

ふっふっふ。{/hiyoko_thunder/}(笑)

そう考えると、わたしの目の前には ひろーい原野が広がっているような気がしてきます。(笑)

ところがこの本を読んでいると、眠くなってきてしまいます。{/z1/}

いいですねぇ、Oh My 研一・・・
発明とかがんばっているけど、めげている人に向けての、むーじ